パウンドケーキ作りにおいて、よく戴く質問をご紹介します。


パウンドケーキの美味しい作り方・1・バターを室温に戻して柔らかくする パウンドケーキの美味しい作り方・2・バターのエアレーション パウンドケーキの美味しい作り方・4・粉の混ぜ方 パウンドケーキの美味しい作り方・5・チョコマーブル模様の綺麗な出し方 パウンドケーキの美味しい作り方・6・焼き上がってからの仕上げとラッピング

  
質   問   答   え  
バターについて お菓子作りには、基本的に 「食塩不使用(無塩)」 のバターを使います。
レシピに記載のない場合や、ただ「バター」と書かれている場合には、「食塩不使用(無塩)」 のバターを使って下さい。
ただし、「加塩(有塩)」バターを使うレシピもありますので、その場合にはレシピに従って下さい。
「食塩不使用(無塩)」 のバターなのに、「加塩(有塩)」 のバターを使うとどうなるの? 第一に、味に違いが出ます。 塩気が強くなったり、くどい味になったりします。
また膨らみに違いが出る場合もあります。
ですのでお菓子を作る場合には、「食塩不使用(無塩)」 のバターを用意しましょうね。
発酵バターとは? 原料となるミルクに乳酸菌を加えて発酵させて作ったバターの事です。 発酵バターは、少し酸味があります。
焼き菓子に使うとコクと風味の点で勝ると言われますが、発酵していない普通のバターでも、十分美味しいパウンドケーキが作れます。
私は、普通のバターをメインに使っていますよ。

ヨーロッパでは 「発酵バター」 が一般的ですが、日本では 「非発酵」 のバターが一般的です。 フランス料理店などで出されるバターで有名な「エシレバター」は、発酵バターです。
もちろん発酵バターにも 「食塩不使用」 と 「加塩」 があります。
お砂糖について 基本的に 「グラニュー糖」 を使います。
「グラニュー糖」 は 「上白糖(白砂糖)」 よりも精製度が高いので、焼き上った時の仕上がりの色が若干綺麗ですし、スッキリとした 甘さがあります。
また、固まりにくいので、ふるう手間も省けます。

グラニュー糖にも、スーパーで普通に売られているグラニュー糖と製菓材料店で売られている 「微細」 のものがありますが、生地に混ぜた時に、混ざり具合・溶け具合に違いがあるので、出来れば「微細のグラニュー糖」を使う方が失敗が少ないです。
普通のグラニュー糖を、フードプロセッサーでガガガッと混ぜると、微細グラニュー糖になります^^

「グラニュー糖」 が無ければ、もちろん上白糖(白砂糖)を使って構いません。
卵について  レシピにグラムが記載されている場合は良いのですが、「卵 2個」 などと記載されている場合には基本的に Lサイズの卵 を使いましょう。
サイズによって卵黄の量はあまり差がないのですが、卵白の量に差が出ますので、大きいサイズの卵の方が、ふんわりと仕上がる事が多いです。

ちなみに、卵白 1個分は 「35g」を目安にして下さい。
材料は、ふるうの? 粉は計量する時に一度ふるって下さい。(何度もふるう必要はありません)
粉とベーキングパウダーは一緒にふるいましょう。
ふるいながら生地に混ぜる必要はありません。。。と言うか、普通にご自宅で一人で作る場合には、 ふるいながら加える方が、ダマになったりして失敗する事が多いです。

上白糖を使う場合も、必ずふるって下さい。
ココアは、まず小さめの茶漉しなどでふるってから、粉と一緒にふるうと良いです。
生焼けを防ぐには? 第一に、オーブンの温度に注意が必要です!
ガスタイプのオーブンに比べ、電子レンジタイプのオーブンは火力が弱い事が多いので、いつも生焼けになりがちだったり、焼きが弱いと感じる場合には、レシピよりも10〜20度、温度を上げて焼いてみましょう。

焼く時間より、焼く温度を守る人が多いですが、逆です。
意外にもオーブンによって温度って違いがあるんです。
心配な方は、「オーブンの庫内を計る温度計」 で計ってみましょう。
生焼けを防ぐコツ パウンドケーキの表面に、切れ目を入れてみましょう。
綺麗な割れ目が出来ると共に、生焼けを防ぐ効果もあります。

最初に10分ほど焼いてから、ナイフで深めに切れ目を入れると効果的です。
2倍作りたい場合には。。。 分量をそのまま2倍 (3倍でも4倍でもOK) にして作りましょう。
バターをエアレーションする時は、少し長めにすると良いです。

オーブンで焼く時、天板に乗るのであれば一度に焼いて構いません。
焼く時間・焼く温度も変わりません。
 ※ くれぐれも、分量の計算間違いにはご注意くださいね!

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